モノが売れないと言われる時代に消費を研究している人のブログ

広告会社で、消費について研究するサラリーマン研究員のブログです。専門は駅の消費です。

都市の居場所3 井のいち

クラフトフェアのひとつだと思うのだが、石神井のほうで開かれた「井のいち」に行ってきた。

 

新緑の石神井公園は気持ちいい。緑が眩しく、木漏れ日が心地よい…

「こんな緑豊かな場が、家近(イエチカ)にあったら毎朝散歩しちゃうな~」と鼻歌交じりに木立の中を歩いていくと…

「!」

 

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突然、林の中に、人の群れ…

「これが世に聞く"おしゃピク"か…(注:おしゃれピクニックの意)」

メディアで騒がれてるだけなのかと思っていたが、実際、こんなに"おしゃピク"人口がいるとは…。石神井でこれなのだから、代々木公園や世田谷ならもっと多いのかもしれない。

 

会場手前から既に圧倒されたが、会場内に入って…

「!」

 

「こんなに麦わら帽子被ってる画が撮れるとは…」

驚くほど集まってる人のテイストが揃っている。クウネル系とでもいうのだろうか…

麦わら帽子率が異様に高い。

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「クラフト」「ていねいな暮らし」にピンと来た人のコミュニティができていた。

社会学的にいうと、コミュニティではなく、アソシエーションと呼ぶのかもしれないが)

 

さらに、これは子育て中の人の「息抜きの場」ともなっていたのかもしれない。毎日、家事と育児との現実に追われる中で「ちょっと理想の暮らし」を垣間見れる瞬間になっていたのではないだろうか。こういう時間が、そこかしこにあれば、子育て中の人もちょっと救われる気がする。(という私は子育てをしたことがない。)

 

ところで、

ここでは「井のいち文庫」というブックシェアが行われていた。ブックシェアはゆるいコミュニティをつくる良い仕掛けだと思う。本の趣味でどんな人が街にいるのかも把握できる。そして思いがけない出合いをつくる。

「いいね!」

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