モノが売れないと言われる時代に消費を研究している人のブログ

広告会社で、消費について研究するサラリーマン研究員のブログです。専門は駅の消費です。

2020年以降の地域活性化

地域活性化が方々で議論されている。そのほとんどで「量的拡大」が目指されている。経済の拡大、人口の拡大である。一方で、豊かになるという地域活性化の目標を見定めれば、量的拡大以外の新たなパースペクティブが見えてくる。

精神的に豊かになるみたいなこともあるのだろうけど、そうではなくて、ライフサイクルを見据えた豊かさってあるのではないかということを言いたい。

日本の地域を人間に例えると、いわゆる老年期の地域も沢山あるわけで、人口の拡大なんて、どう転んだって無理なわけです。そんな地域を捕まえて、やれリモートワークだ関係人口だなんて夢を見させるのではなくて、もう諦める。そして諦めたうえで、豊かなクロージングとはなにか、どうあるべきかを考え、そこに予算を投下する方がよっぽど良いかもしれない、と地域活性化について思う今日この頃。