オタクを追いかけろ
2012年ごろ、野村総研や電通がオタクマーケティングについて盛んに発信をしていた。残念ながら、その火は消えてしまった(と思う)のだが、改めてその内容を確認すると、これがなんとまぁ、いまの消費者トレンドにはまっているのである。曰く、オタクは二次創作を行い、その創作物がコミュニティを形成し、さらなる消費を作ると。極めて大雑把にまとめるこんな感じのことが書かれているわけであるが、クリエイティブとコミュニティが消費のキーワードとして語られる昨今の時代感に呼応するではないか。もし仮に、一般の消費傾向がオタク的になっていて、それが今後もさらに進むのであれば、未来の消費を作るヒントはオタクや秋葉原に眠っているかもしれない。