モノが売れないと言われる時代に消費を研究している人のブログ

広告会社で、消費について研究するサラリーマン研究員のブログです。専門は駅の消費です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

自動運転代行の世界

今日のお台場はすごい人手であった。ちょうど今モーターショー2019がお台場で開催されている。モーターショーでこの人込み、オリンピックだとどうなるのだろう、とちょっと心配になった。 しっかし、このモーターショー、毎年どんどん面白くなくなっている。…

猫も杓子もコミュニティ

企画書を開けばあっちもコミュニティ、こっちもコミュニティ。 コミュニティという文字を見ない日はない、というのは少々盛り気味だが、商業施設も文化施設もPR施設も、コミュニティづくりを謳った企画が花盛りなのは間違いない。 コミュニティって何だろう…

Geek thinking 続オタクについて

オタクにはいろいろな特徴があると思うが、最も大きな特徴として創作者としての側面が挙げられる。彼らは単なる消費者に留まらず、自身も創作者として二次創作を行うのである。その特徴が、作品世界への没入と作品世界を通じたコミュニティ形成という、皆が…

オタクを追いかけろ

2012年ごろ、野村総研や電通がオタクマーケティングについて盛んに発信をしていた。残念ながら、その火は消えてしまった(と思う)のだが、改めてその内容を確認すると、これがなんとまぁ、いまの消費者トレンドにはまっているのである。曰く、オタクは二次…

2020年以降の地域活性化

地域活性化が方々で議論されている。そのほとんどで「量的拡大」が目指されている。経済の拡大、人口の拡大である。一方で、豊かになるという地域活性化の目標を見定めれば、量的拡大以外の新たなパースペクティブが見えてくる。 精神的に豊かになるみたいな…

都市計画法50年・100年記念シンポジウム第2弾「都市計画の領域と新展開-新たなフレームの構築に向けて-」

都市計画法50 年・100年記念シンポジウム第2弾|都市計画法50年・100年企画特別委員会|公益社団法人 日本都市計画学会 に参加してきた。それについてのメモ。 1人目は、社会学の阿部真大先生。社会学と都市計画との接続について。 近代は、性別役割分業に特…

ゲンロンカフェ「大山顕のすべてーー『立体交差』刊行記念&『スマホの写真論』単行本化カウントダウン」メモ その2

表題の講演会のメモ その2。 genron-cafe.jp ◆展示の演出について 911メモリアルミュージアムはポートレートが展示されている。対象そのものを見せるのではなく、それを見ている人を見せるという演出。また、建物跡を穴で表現し、ミュージアム自体を地下に…

ゲンロンカフェ「大山顕のすべてーー『立体交差』刊行記念&『スマホの写真論』単行本化カウントダウン」メモ その1

ゲンロンカフェの「大山顕のすべてーー『立体交差』刊行記念&『スマホの写真論』単行本化カウントダウン」についてのメモ。(2019/5/24 修正) genron-cafe.jp ◆作家性について ネット以前/以後の写真家は大きく異なる。大山顕氏をはじめ、ネット以後の写…