< >の次に来るもの
次に来るもの、と題してみたものの…一体、今、何が来ているのか知らない。だが、あえて言いたい。「次に来るのは国学ブーム!」と。
歴女、刀剣女子といった戦国もの…
民芸…
歴史的なもの、日本的なものにここ数年目が向いていると思う。ただ、これまでの注目のされ方は「日本もまだまだやるじゃん!」「日本てやっぱりスゲー」という関心だったのではないか。しかし、成長への望みも限界を迎えているようにも思う。すると、もっと割り切った上で、日本のアイデンティティを模索するようになるのではないだろうか。(イタリア、ドイツも日本より早く人口減少の傾向が現れ、人々の関心が国内や、暮らし方、さらには生き方に向いているようである。) 「日本人とは」という精神性を求めて、さらに歴史を遡り国学を探求するのではないか。ちょうど2020に東京五輪という契機があって、「日本とは」を問われるわけだし。
国学について気になってきた方には下記がおすすめ。日本の神は生成するだけでなく、死とも密接。生と繁栄とを望めないこれからの日本は、失い方、失った後のあり方を国学に参照するのではないか。
『この世界の片隅に』も流行りましたが、同じ作者の下記も来る! …かもしれない。古事記はまさに、いきなりイザナミさんが亡くなるし。
さらに「お祭り女子」も来る! …かもしれない。神輿を担ぐといったハレな行為でもなく、いわゆる「スピリチュアル」でもなく、真剣に儀式の精神に迫る女子が増える!…かもしれない。ちなみに私は、大根を拝んでいるようにしか見えない能登の奇祭が気になって仕方ないです。